イギリスの大学院に留学したい!そのために必要な準備とスケジュール
イギリスの大学院への留学
海外のおしゃれな街並みや、異文化の交流など、近年のあらゆる分野でのグローバル化に伴い、海外への憧れが強くなって留学したいと思う方も少なくないのではないでしょうか。
語学留学や交換留学など留学にも様々種類がありますが、ここでは実際に私が経験したイギリスへの大学院留学について、留学までの道のを一つずつ説明します。
出典:http://www.thestar.com
●時期別 イギリス大学院留学までにやること
上図に留学までにやることとその時期をまとめました。
大きく分けて、留学までにやることは以下の4つです。
- 英語
- 出願
- 追加書類提出
- ビザ申請
⒈英語
イギリス留学の場合IELTSを受験する必要があります。必要なスコアは大学やコースによって違うので要確認です。また、TOEFL等の他の英語テストの点数も参考に書かれている場合も多くありますが、IELTS以外ではビザの申請ができないことがあるので要注意です。
IELTSの必要スコアをとることは留学準備に置いて最大の難関です。なかなかすぐに点数が上がるものではないですし、一回の受験料が25,380円とかなり高額なので少ない回数でパスしたいものです。
万が一、IELTSの必要スコアを満たせそうにない場合は、各大学がpre sessional English courseというものを用意しており、5~10週間ほどの英語の授業を現地で受けて最後のテストに合格すれば、必要とされる英語能力を満たしたことになります。もしpre sessional English courseを受講する場合はIELTSではなくIELTS for UKVIを受験する必要があります。こちらも注意が必要です。
できれば日本での勉強に支障をきたさないように出願時に一緒に提出したいですが、間に合わない場合は3月頃まで提出を先延ばしにすることもできます。
IELTS対策の詳しい方法についてはこちらをご覧ください
⒉出願
イギリスの大学院の場合、出願期間が明確に決まっておらず、合格者が定員に達したら募集を締め切ります。ですのでできるだけ早めに出願することをお勧めします。
イギリスの大学院へ出願する場合、必要な書類は
- 推薦書(通常2通)
- 最終学歴の英文成績証明書
- 最終学歴の英文卒業証明書/卒業見込み証明書
- IELTSのスコア コピー
- パスポートのコピー
- 志望動機書
上記6つです。コースによっては追加でポートフォリオなどの提出が求められる場合があります。
1.推薦書
研究室の担当教官や自分のことをよく知ってくれている先生に書いてもらう必要があります。出願する大学によって書き換えてもらう必要がありますし、先生は忙しい方がほとんどなので余裕を持ってお願いしましょう。
⒉最終学歴の英文成績証明書
⒊最終学歴の英文卒業証明書/卒業見込み証明書
日本の学生の場合出願時に在学中であることがほとんどなので出願時は最新の成績証明書と卒業見込み証明書を提出し、3月に卒業してから追加で提出します。
こちらも発行までに時間がかかったりするので事前にご自身の学校に確認しておくとよいでしょう。
⒋IELTSのスコア
ビザの申請に間に合う時期であれば、卒業証明書と同じようにあとで提出することができます。テストを受けてからスコアが届くまでに2週間ほどかかるので、遅くても3月中には必要スコアをクリアしておきたいです。
⒌志望動機書
日本の大学みたいに試験がないので全てこの志望動機書で判断されるといっても過言ではありません。学部時代の研究や参加した学会、功績などを述べると良いでしょう。担当教官の先生にも良く相談して、最後はネイティブの校正者に英語を確認してもらいましょう。字数などは行きたい大学のホームページなどで確認できます。
⒊追加書類提出
出願時に提出できなかった卒業証明書や最終成績証明書、IELTSのスコアなどをここで提出する必要があります。審査に1〜2ヶ月かかることもあり、遅くなるとビザの申請が間に合わなくなってしまう可能性もあるのでできるだけ早めに提出するようにしましょう。
⒋ビザ申請
6月頃になると合格した大学からCAS(Confirmation of Acceptance for Studies)というものが発行されます。ここにビザの申請に必要な番号などが書かれています。
まずオンラインでビザ申請書を作成し、その後ビザ申請センターへ必要書類を持って申請しに行きます。日本では大阪と東京の2箇所しかありませんが、必ず申請者本人がいく必要があります。